水廻りバリアフリー

今回は水回りのバリアフリー化リフォーム(手すり設置)

一番ご依頼が多いのがトイレ。

ビフォア

 

座った姿勢から、足だけの力で立ち上がるというのは、結構な筋力が必要。

 

アフター

横だけでなく縦にも設置し、引っ張る力をうまく活用できるようにします。

 

当然キッチンや洗面室も、生活に必要な動線上にありますので、手すりがあった方が良いですね。

キッチン手すり設置

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手すりの高さは、床から750㎜~800㎜に設置するのが一般的ですが、利用する人の状態や使い勝手に合わせて、本人とケアをされる方の意見も聞きながら進めていきます。

洗面室手すり設置

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特にリフォームで後から手すりを付けようとすると、浴室に限らずどの場所も下地の有り無しが非常に問題になってきます。

手すりは用途上、人間が体重をかけますので、当然それを支える十分な強度が必要です。

ですが、リフォームでは新築工事とは違い、壁の内部にその下地を作成することが困難です。うまい位置に下地があれば良いのですが、それがなかなかうまくいきません。そこでどうするか。

先ほどのキッチンの手摺の写真をもう一度。

手すりを支えるブラケットは3ヵ所必要なのですが、その3ヵ所にぴったりと下地(間柱や柱)があることはなかなかありません。

そこでまず初めに、木の下地板を下地に向けて取付けます。(画像では下地のある場所に取りつけたビスを隠すためのキャップがいくつか見えます。そこが下地のあるところ)

それに対して本来の手すりを取りつけていきます。

下地板は下地の柱や間柱にガッチリ止まっていますので、手すりがブレることもありません。

見た目ちょっとゴツくなってしまいますが、安全には変えれません。

下地板を壁に近い色のホワイトにしたりすれば、ちょっとはスッキリするかな。

手すり自体を白くするのは目の悪い方にとってはNGとなりますのでご注意を。

 

次回は下地にも関係します、浴室への手すり設置についてです。

 

サイトウでした。